おはようございます
激安の極み乙女です。
激安中国旅の続きです。
北京から撫順北駅行きの夜行列車に乗った私は朝を迎えました。
夜行の朝は下段のベッドで迎える朝は最高ですね。
こんな景色が、迎えてくれました。
だだっ広い元満州の風景。
寝転がってこれが見られるのは、気持ちいです。
お弁当を売りに来られたので、これはチャンスと買いました。
具は、ジャガイモ、玉ねぎ、きくらげ、どれもなじみの食材ですが、味付けがジャガイモはちょっと予想外で、機械でそうめんのようになっていて、ちょっと生っぽいのですが、おいしい味でした。10元=170円くらいでした。
これをコンパートメントの通路で、景色を見ながら備え付けの椅子で食べます。
ベッドはこんな感じですが、快適なベッドでした。
さて、着いた撫順という場所は、瀋陽の少し北にある今も現役の露天掘りの炭鉱のある街です。昔から、その埋蔵量の多さで満鉄時代から、日本がある意味搾取の対象としてきた街です。
ここでは、1932年に平頂山という場所で、武力衝突後に炭鉱夫の村で3000人規模の虐殺がありました。それを今に伝えるための記念館があります。そこに行きたかったのです。
虐殺なんてなかったとか、日本軍はそんなことしてないとかいう人がいるかもしれませんが、こういうのは、自国の被害をちゃんと伝えようという意志で自国ではちゃんと調べますが、他国はちゃんと調べません。
つまり、日本の原爆記念館と同じです。
他国への加害については、自国民に知らせることは、国というものはなかなか率先してやろうとはしません。
記念館や塔の建設には、日本の労組や政党も協力していました。
まずは、現場を訪れて、いろいろ感じることをおすすめします。
いろんな書き物があるかと思いますが、ますは、現場を見ることから。と思います。
何か言うのはそれからで、いいでしょう。
現場も見ずに、あった、なかった。あったと思う、なかったと思う、とも言えないでしょう。
あと撫順の炭鉱はすごい広いです。今も現役で、こんな感じ。
これだけの世界でも有数の埋蔵量の炭鉱が、多くの人々の運命を左右したことを、重く感じました。
さて撫順で移動に使ったのはタクシーです。
これはスズキの普通車ですが、フォルクスワーゲンとか、高級車がタクシーや、マイカーでバンバン走っています。町でトヨタのランクルもピカピカのが走ってました。
今回は片道20元ほど、つまり、400円以下ですから、まあ、距離にもよりますが、5キロくらい走ったかと思いますが、歩けなくてバスのないところは大活躍ですね。
日本より全然激安です。
次に行ったのは、戦後、日本の戦犯が収容されて、更生させられたという収容所。ラストエンペラー溥儀もここで収容され、教化を受けたというところです。
撫順の奇跡と言われ、千人以上の捕虜がすべて死刑を免れ、帰国したと言います。
中国政府の平和への思いが伝わってきます。
展示も充実していました。
いかに日本軍が現地でひどいことをしていたか、紹介していました。
ある意味、事実は多方面から知る必要があります。
全員釈放の報が知らされた講堂。
塔にはこう書いてありました。
学びも大切ですが、食事も大切です。
ここからは食事の話です。
こんな、さびれた町で、探してみました、安いお店。
麺のお店を見つけて入りました。
早速ビールと、(6元)100円くらい
エビ、サラミが入った冷麺が出てきました。12元=210円くらい
まぜると、辛みはザーサイのようなものでつけてありました。
ビールによく合います。
ちなみにお皿とグラスは、多くの店が、こうしたビニールパックされて出てきます。
日本より清潔ですね。やられました。でも2元取られました。
肝炎対策でもあるのでしょう。
お味はなかなかおいしかったです。撫順で、こうした冷麺、名物のようです。
この町で、さらに、ぶらぶらしましたので、
その話はまたあした。
以上
激安の極み乙女でした。